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2024-04-08 15:43社会

改修終えた「かが」初公開＝Ｆ３５搭載で艦首変更、空母化へ―海自

１次改修を終えた護衛艦「かが」＝８日、広島県呉市
１次改修を終えた護衛艦「かが」＝８日、広島県呉市

　海上自衛隊は８日、ステルス戦闘機「Ｆ３５Ｂ」の運用に向けた１次改修を終えた護衛艦「かが」を報道公開した。Ｆ３５Ｂが発着艦できるよう約２年間かけて甲板を耐熱化し、台形だった艦首の形状も長方形に変更された。「空母化」に向けた改修で、完了後の公開は初。
　甲板はＦ３５Ｂが垂直着陸する際の熱に耐えられる塗装が施され、艦尾から艦首まで一直線に伸びる黄色いラインなど発艦時の目印となる標識もペイントされた。艦首の形状変更は発艦時の乱気流抑制と滑走距離の確保が狙いという。
　記者会見した国分一郎艦長は、「これだけの大きな（改修）工事は海自にとって初めてだ」と述べた上で、「機能を駆使し、日本の安全保障に尽力できるよう努めたい」と話した。　
［時事通信社］

護衛艦「かが」甲板に引かれた黄色いライン＝８日、広島県呉市
護衛艦「かが」甲板に引かれた黄色いライン＝８日、広島県呉市

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