国内新車販売、2年連続増=軽は減少、ダイハツ不正響く―23年度
2023年度の国内新車販売台数は前年度比3.3%増の452万8668台と、2年連続で増加した。新型コロナ禍に伴う物流の混乱が正常化する動きが続いた。ただ、ダイハツ工業の認証不正が響き、軽自動車は2年ぶりに減少。全体の合計も、500万台超だったコロナ禍前の水準に届かなかった。
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が1日、発表した。
内訳は、軽自動車以外の登録車が7.8%増の290万3187台と2年連続で増加した。一方、軽は4.0%減の162万5481台。中でもダイハツは44万3694台と、2割以上の大幅な落ち込みとなった。これに対し、スズキは7.0%増の55万2251台と05年度以来、18年ぶりにシェア首位に返り咲いた。
ダイハツは23年12月に国内生産を全面停止し、安全性が確認された車種から生産を再開している。24年度の軽全体の販売について、全軽自協は「人気車種の生産再開が順調に進めば、例年並みの水準に回復していくのではないか」と分析する。
同時に発表された今年3月の国内新車販売台数はダイハツなどの不正が響き、前年同月比21.1%減の45万1444台だった。
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