2024-03-31 20:00スポーツ

健大高崎が投打に力=新基準バット、本塁打3本だけ―高校野球

初優勝を果たし、場内を行進する健大高崎ナイン=31日、甲子園
初優勝を果たし、場内を行進する健大高崎ナイン=31日、甲子園

 第96回選抜高校野球大会は健大高崎が群馬県勢初の優勝を果たして、幕を閉じた。
 健大高崎は5試合全てを佐藤、石垣の2年生投手2人でリレー。4番捕手の箱山主将が2人をリードして、打撃でも援護。1番斎藤、2番田中らの勝負強さも光り、投打に力があった。
 報徳学園(兵庫)は2年連続の準優勝。間木、今朝丸の二枚看板を野手陣が堅守で支えた。準々決勝では大阪桐蔭を1点に抑えるなど、守り勝つ野球で勝ち上がった。
 新基準による低反発の金属バットが導入され、盗塁やバントなどを使って着実に得点を重ねるチームが目立った。大会の本塁打数は、ランニング本塁打1本を含めても計3本と、昨年の12本から大幅に減少した。青森山田(青森)で中軸の対馬、吉川が木製バットを使用したのは印象的だった。
 投手が優位の傾向は前回と変わらず、2桁得点はわずか1試合。ロースコアの接戦となる試合が多かった。県立高の阿南光(徳島)の吉岡は2試合連続で完投するなど力を見せた。ただ、4強はいずれも複数の投手が柱となっており、中央学院(千葉)は遊撃手の颯佐が救援で活躍した。
 昨秋の明治神宮大会を制した星稜はエース佐宗らの好投で石川県勢初の4強入り。能登半島地震で被災した日本航空石川(石川)は1回戦で常総学院(茨城)を相手に0―1と健闘した。
[時事通信社]

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