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2024-03-29 11:38

求人１．２６倍、３カ月ぶり低下＝失業率２．６％―２月

　厚生労働省が２９日発表した２月の有効求人倍率（季節調整値）は、前月比０．０１ポイント低下の１．２６倍だった。低下は３カ月ぶり。物価高騰を背景に高齢者が仕事を探し始めるなど、求職者数が増えた。
　有効求人倍率は、ハローワークで職を求める１人に対して、何人分の求人があるかを示す。
　有効求職者数は１．０％増加。高齢者の中には年金収入だけでは生活が苦しいという人もおり、ハローワークへの来所が増えている。有効求人数は０．５％増えた。情報通信業でＩＴ人材などを確保しようとする動きが広がった。
　総務省が同日発表した２月の労働力調査によると、完全失業率（季節調整値）は前月比０．２ポイント上昇の２．６％と、７カ月ぶりに悪化した。新たに職探しを始め、失業者と見なされる人が増えたことなどから、完全失業者数（同）が１８２万人と１２万人増えた。　
［時事通信社］

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