水原元通訳、「重窃盗罪」で起訴か=1年以上の長期化も―元連邦検察官
【ニューヨーク時事】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏による違法賭博疑惑について、元連邦検察官で、現在はカリフォルニア州で弁護士として活動するジョン・カービー氏が取材に応じた。「実際は同州でもスポーツ賭博が盛んに行われている。発覚しても関係者が起訴されることはほとんどない」としながらも、同選手の主張が事実なら、水原氏は「重窃盗罪」で起訴される流れになると予想した。
大谷選手は自身の賭博への関与を否定。同選手の口座から、違法なブックメーカーに少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が送金されていたとされるが、「彼(水原氏)が僕の口座からお金を盗んで、みんなにうそをついていた」と話している。
水原氏の疑惑については日本の国税庁に相当する内国歳入庁(IRS)も調べを進めており、米メディアによると国土安全保障省も連携している。カービー氏は「大金が盗まれていたことを大谷選手が知らなかったとは考えにくい」とする一方、同選手の主張通りなら、水原氏は3年以下の禁錮刑や罰金が科される可能性があるという。
カービー氏は自身の経験から、「連邦捜査となれば、起訴まで1年半かかることも珍しくない」とし、問題長期化の可能性も指摘。日米で注目のスター選手を巡る今回の一件について、「残念ながら、有名人が友人やアシスタントに利用される事件は、米国でよく起きている」とも述べた。
[時事通信社]
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