ガザで「ジェノサイド」 国連特別報告者指摘に支持相次ぐ 人権理
【ジュネーブAFP=時事】国連人権理事会からパレスチナ自治区の特別報告者に任命されているフランチェスカ・アルバネーゼ氏は26日の理事会で、イスラエルが同自治区ガザ地区で実行している軍事作戦は「ジェノサイド(集団殺害)行為」に当たるとの持論を重ねて表明した。それを受け、アラブ諸国や中南米諸国から支持する声が相次いだ。≪写真は国連人権理事会で発言するフランチェスカ・アルバネーゼ特別報告者。スイス・ジュネーブで≫
アルバネーゼ氏は、「ガザにおける(イスラエルの)ジェノサイドの意思は明々白々であり、われわれは目を背けてはならず、立ち向かい、防ぎ、罰しなければならない」と主張。各国に対し、対イスラエル武器禁輸と制裁措置を呼び掛けた。
それに対しパキスタンの代表はイスラム協力機構(OIC)を代表し、「(イスラエル)軍はハゲワシのように(ガザ南部)ラファを取り囲み、ヨルダン川西岸では強欲にも土地侵略を続けている」とし、武器禁輸・制裁への支持を表明した。
またエジプト代表はアラブ諸国を代表して、イスラエルは「ガザを構造的、計画的に攻撃し、人が住めないようにしようとしている」と非難した。
イスラエルと後ろ盾の米国の代表は欠席した。【翻訳編集AFPBBNews】
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