アチェルビの差別疑惑、証拠不足で調査中止に ナポリは「あぜん」
【ローマAFP=時事】サッカーイタリア・セリエAのインテルに所属する同国代表DFフランチェスコ・アチェルビが、ナポリでプレーするブラジル出身のファン・ジェズスに人種差別的な発言をしたとされる件で、イタリアサッカー連盟(FIGC)は26日、証拠不足を理由に調査を打ち切ったと発表した。≪写真はイタリア・セリエA、インテルのフランチェスコ・アチェルビ≫
アチェルビは今月行われたナポリ戦でジェズスに差別的な発言をした疑いが持たれていた。調査の結果によっては10試合の出場停止処分を科され、その場合はインテルでのシーズンは終了となり、6月14日開幕の欧州選手権も出場不可になる可能性があったが、連盟は差別を裏付ける外的な証拠がなかったとして、処分を見送ることにしたと説明した。
この決定について、ジェズスが所属するナポリは「あぜん」としているとするコメントを発表し、「彼(ジェズス)が誤解したとは考えづらい」と主張。今後は、連盟主導の「見せかけでしかない」反差別の取り組みには参加せず、「新たな信念と決意を持って、われわれ自身が率先して取り組んでいく」と表明した。
ジェズスは問題の試合後、ピッチ上でアチェルビからの謝罪を受け入れたと明かし、「ピッチで起きたことはピッチにとどまる」と話していたが、その翌日にアチェルビが人種差別的な発言はしていないと否定。これにジェズスが反発し、「きょうのアチェルビの発言は実際に起きたことや彼がピッチ上で言ったことと完全に矛盾している」と怒りをあらわにしていた。【翻訳編集AFPBBNews】
最新動画
最新ニュース
-
ウクライナ、明るく行進=歓声に笑顔、自撮りも―パリ五輪開会式〔五輪〕
-
「空飛ぶ聖火台」を無料公開=パリ五輪組織委〔五輪〕
-
難民選手団、生き生きと=パリ五輪〔五輪〕
-
藤浪、事実上の戦力外=米大リーグ・メッツ
-
北朝鮮、8年ぶりの登場=パリ五輪開会式〔五輪〕
写真特集
-
【パリ五輪】開会式
-
【ブレイキン】日本のブレイクダンサー〔パリ五輪〕
-
【野球】投打「二刀流」大谷翔平〔2024〕
-
【野球】プロ野球の歴代最多勝投手
-
【サッカー】U23日本代表2024〔パリ五輪〕
-
【大相撲】大関・琴ノ若
-
【女子フィギュア】千葉百音
-
【野球】野球殿堂に入った名選手