充実のドジャース、西地区は激戦か=米大リーグ、北米開幕へ
【ニューヨーク時事】米大リーグは28日(日本時間29日)に、米国本土で本格的にシーズンが始まる。レギュラーシーズンは162試合。オフの大型補強で大谷翔平選手、山本由伸投手が加入したナ・リーグ西地区のドジャースに注目が集まる。
ドジャースは北米でのスタートに先立ち、パドレスとの開幕2試合を韓国で実施。先発の山本とグラスノーのほか、いずれも最優秀選手(MVP)に輝いた経験を持つべッツ、大谷、フリーマンの上位打線の力を見せた。ロバーツ監督は「素晴らしい選手が加わった。われわれの目標は一つ」と4年ぶりのワールドシリーズ制覇へ手応えを示す。
西地区ではダルビッシュ有、松井裕樹両投手のパドレス、サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)2度の左腕スネルを獲得したジャイアンツ、昨季ナ優勝のダイヤモンドバックスもプレーオフを狙える布陣を整えており、激戦となりそうだ。
ドジャースに匹敵する戦力とされるのが、ナ東地区で昨季リーグ最高勝率のブレーブス。打線は昨季MVPのアクーニャ、本塁打と打点のタイトル2冠を手にしたオルソンを擁し、先発投手に実績のあるセールを補強。3季ぶりの頂点をうかがう。中地区は鈴木誠也と今永昇太のカブスに躍進の期待がかかる。
アは昨季東地区4位に沈んだヤンキースが強打者ソトを補強。エース右腕コールの出遅れは不安材料だが、ジャッジが軸の重量打線で名門復活を狙う。同地区では伸び盛りの若手がそろうオリオールズやレイズ、菊池雄星投手のブルージェイズの実力も伯仲。昨季ワールドシリーズ覇者で西地区のレンジャーズは若手の成長がカギになりそうだ。
[時事通信社]
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