人種差別で「プレーへの意欲削がれる」 ビニシウスが涙
【マドリードAFP=時事】サッカースペイン1部リーグのレアル・マドリードに所属するブラジル代表FWのビニシウス・ジュニオールが25日、スペインで度重なる人種差別に遭い、プレーへの意欲が削がれていると涙ながらに話した。≪写真は記者会見で涙を流すサッカーブラジル代表のビニシウス・ジュニオール≫
23歳のビニシウスは近年、相手チームのサポーターから人種差別に遭い、特に昨年5月のバレンシア戦での出来事をめぐっては、世界中から怒りの声が上がった。
ビニシウスは、レアルの本拠地サンチャゴ・ベルナベウで行われるスペインとの親善試合に向けた前日会見で、「長い間そうしたこと(人種差別)を目の当たりにして、そのたびに悲しくなり、プレーへの意欲が削がれている」と述べた。
人種差別に関する質問への回答中に涙を流す場面もあったが、スペインを離れて別の国でプレーしようとは思わないとコメント。「そうすれば、人種差別主義者たちの望みをかなえることになってしまう。自分は世界最高のクラブに残り、たくさんのゴールを決めるところを見せつけたい」と語った。
スペイン代表DFで、レアルでビニシウスとチームメートのダニエル・カルバハルはこの日、スペインは差別的な国ではないと発言した。
これについてビニシウスは「スペインが人種差別的な国でないことは間違いないが、ここには差別的な人が大勢いて、その多くがスタジアムにいる」とし、「何が起きるか考えずにスタジアムに行きたい」と語った。
スペインはブラジル戦で「One Skin」という反人種差別のスローガンを掲げる。【翻訳編集AFPBBNews】
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