通訳の裏切りに「ショック」=沈黙破った大谷、複雑な思いも―米大リーグ
沈黙していた大谷が問題発覚後初めて口を開くとあって、記者だけで約100人が詰め掛けた記者会見場。球団幹部やロバーツ監督が見守り、張り詰めた雰囲気の中で大谷が着席した。「僕も話したかったので、うれしく思っています」と切り出すと、淡々と、時には早い口調で言葉を続けた。
質疑応答はなかったものの、自身の関与は完全に否定し、水原氏がうそを重ねていった様子を説明。同氏がギャンブル依存症であること、巨額の借金があったことを問題発覚まで知らなかったとして、「借金返済にもちろん同意していないし、ブックメーカーに対して彼に送金してくれと頼んだことも、許可したこともない」と強調した。
6年前の大リーグ移籍以来連れ添った通訳の「裏切り」について「信頼していた方の過ちを、悲しく、ショックに感じている」と吐露。水原氏を「彼」と呼びながらも、声明の途中から「一平さん」と表現するなど、複雑な胸の内もうかがわせた。
「うまく言葉では表せないような感覚で、この1週間くらいはずっと過ごしてきた」と振り返り、北米開幕が迫ったシーズンへ「気持ちを切り替えるのは難しい」と率直な心境も。会見場を後にすると、思いを振り切るように練習とオープン戦に向かった。(ロサンゼルス時事)
[時事通信社]
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