2024-03-18 17:32国際

北朝鮮が弾道ミサイル発射=訪韓の米国務長官威嚇か

 【ソウル時事】日本の防衛省は、北朝鮮が18日午前、同国西岸付近から北東方向の日本海に向け2回に分け、弾道ミサイル計3発を発射したと発表した。いずれも短距離で、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落ちたとみられる。
 3発は最高高度が50キロ程度で、約350キロ飛行。船舶や航空機などの被害は確認されていない。韓国軍は、平壌一帯から数発が撃たれたと推定した。北朝鮮の弾道ミサイル発射は1月14日以来で、今年2回目。
 今回の発射は、18日にソウルで開幕した「民主主義サミット」のために韓国を訪れたブリンケン米国務長官を威嚇する意図があったと指摘されている。梁茂進・北韓大学院大総長は「北朝鮮が米国務長官の訪韓を狙い、存在感を誇示した」と分析した。
 また、米韓両軍が今月4~14日に実施した合同軍事演習に反発する意思表示をするために発射した可能性もある。金正恩朝鮮労働党総書記は演習期間中、軍の訓練をたびたび視察し「戦争準備」を強調していた。 
[時事通信社]

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