2024-03-16 10:42社会

ジブリパークが全面開業=「魔女の谷」5エリアそろう―愛知

ジブリパークの5エリア
ジブリパークの5エリア

 スタジオジブリのアニメ映画の世界を再現した愛知県長久手市の「ジブリパーク」で16日、新エリア「魔女の谷」がオープンし、全5エリアがそろい全面開業した。愛知県は全面開業後の年間来場者を約180万人と見込む。
 パークは愛・地球博記念公園内に県が整備。「となりのトトロ」「耳をすませば」などをモチーフにした4エリアは、2022年11月から順次開業している。
 魔女の谷はパーク内で最大規模。「魔女の宅急便」の主人公が暮らす建物を表現した「グーチョキパン屋」では実際にパンを販売し、「ハウルの動く城」で描かれた城は一部が動いて煙を吐く。パークで唯一乗り物が楽しめ、メリーゴーラウンドや子ども向けのフライングマシンを設置した。
 チケットは予約制で全3種類。全エリアと建物内を観覧できる「大さんぽ券プレミアム」は、平日大人7300円、子ども3650円(土日休日は大人7800円、子ども3900円)。 
 パークの監督を務める宮崎吾朗氏は、この日の開園式典で「約7年間かかってここまでたどり着くことができた。長く愛していただければという気持ちでいっぱいだ」と述べた。浜松市から家族で訪れた主婦の渋谷恵美さん(39)は「ずっと楽しみに待っていて、ようやくオープン。今までなかった乗り物があるので子どもも楽しみにしている」と笑顔を見せた。

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