2024-03-14 18:23World eye

ナワリヌイ氏側近襲撃、ロシア関与の可能性高い リトアニア当局

【ビリニュス(リトアニア)AFP=時事】ロシアの刑務所で死亡した反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の側近、レオニード・ボルコフ氏(43)が亡命先のリトアニアで襲撃された事件について、同国情報当局は13日、「ロシアによって計画された」可能性が高いとの見方を示した。≪写真はレオニード・ボルコフ氏が襲撃されたリトアニアの自宅前に張られたバリケードテープ≫
 ボルコフ氏は前夜、自宅前で車の中にいたところを何者かに襲われ負傷し、病院で治療を受けた。同氏は脚を15回殴られたとしているが、リトアニア政府筋は「重傷は免れた」としている。
 同国国家安全保障局は声明で、ボルコフ氏襲撃について「反ロシア政府計画の実行を阻止するためロシアが計画し、実行に移した」可能性が高いと指摘した。
 ギタナス・ナウセーダ大統領も訪問先の仏パリからのオンライン記者会見で、事件にロシア当局が関与していたとしても「驚きではない」とするとともに、「(ウラジーミル・)プーチン(ロシア大統領)に言えるのは一点のみ。誰もあなたを恐れていない」と述べた。
 リトアニアは北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)の加盟国で、ロシアによるウクライナ侵攻開始以降、同国を積極的に支援している。【翻訳編集AFPBBNews】

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