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2024-03-07 18:31社会

姉死亡の１カ月前から不凍液購入＝複数回注文、意見対立で殺意か―親族連続殺人事件・警視庁

警視庁本部＝東京都千代田区
警視庁本部＝東京都千代田区

　自動車用不凍液「エチレングリコール」を摂取させて４歳の次女と自身の姉を殺害したとして、会社役員細谷健一容疑者（４３）と、妻の志保容疑者（３７）が逮捕された事件で、両容疑者が姉の死亡約１カ月前から不凍液を購入するようになったことが７日、捜査関係者への取材で分かった。
　警視庁浅草署捜査本部は、両容疑者が姉への殺意を抱き、不凍液を入手するようになったとみて詳しく調べる。
　健一容疑者の姉美奈子さん＝当時（４１）＝は２０１８年４月２９日に自宅で死亡した。死因はエチレングリコール中毒だった。
　捜査関係者によると、両容疑者の携帯電話の解析で、２人が同年３月下旬以降、インターネットで不凍液を購入するようになったことが判明。美奈子さんが死亡する数日前まで、複数回注文した記録があり、主に志保容疑者が購入していたとみられる。
　健一容疑者の母親は１８年１月に死亡し、父親も当時、体調を崩して入退院を繰り返していた。長男の健一容疑者と次女の美奈子さんは、父親が経営する旅館運営会社「ホソヤ産業」の経営方針を巡って対立。美奈子さんは「健一を経営者にして大丈夫か」などと周囲に話していたという。　
［時事通信社］

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