2024-03-06 18:31社会

ウィシュマさん死亡3年で法要=妹ら、鐘突き追悼―愛知

ウィシュマさんの法要で手を合わせる妹のワヨミさん(手前)とポールマニさん=6日、愛知県愛西市の明通寺
ウィシュマさんの法要で手を合わせる妹のワヨミさん(手前)とポールマニさん=6日、愛知県愛西市の明通寺

 名古屋出入国在留管理局の収容施設でスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=が死亡してから3年となる6日、ウィシュマさんの遺骨が納められている愛知県愛西市の明通寺で法要があり、妹2人や支援者ら約10人が参列した。
 参列者はウィシュマさんの死を悼み、一人ひとり鐘を鳴らした後、遺影に向かい焼香。妹のワヨミさん(31)とポールニマさん(24)は、ウィシュマさんが日記に「入管から出たら食べたい」と記していた大豆のカレーなど、スリランカ料理を詰めた弁当を供えた。
 終了後、弁護団と共に名古屋入管に向かい、申し入れ書を提出。ウィシュマさん死亡の真相究明と再発防止などを改めて求めた。
 ワヨミさんは名古屋市内で記者会見し、「悔しい思いをした3年間だった。いまだに寝る時も姉の顔が思い浮かんでくる」と語った。ポールニマさんは「二度と姉のような悲惨な事件を起こしてはいけない」と訴えた。 
[時事通信社]

ウィシュマさんの法要で鐘を突く妹のポールマニさん(左から2人目)とワヨミさん(同3人目)=6日、愛知県愛西市の明通寺
ウィシュマさんの法要で鐘を突く妹のポールマニさん(左から2人目)とワヨミさん(同3人目)=6日、愛知県愛西市の明通寺

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