2024-03-05 16:44

参院政倫審、来週にも開催=32人対象、出席は本人次第

 自民、立憲民主両党は5日の参院国対委員長会談で、自民派閥の裏金事件を受けた参院政治倫理審査会の審査を来週にも実施することで合意した。8日に開催を議決する。野党が申し立てた32人を審査対象とするが、出席要請に強制力はなく、本人の意向が尊重される。安倍派幹部だった世耕弘成前参院幹事長は出席する意向を表明している。
 野党が審査を申し立てたのは、政治資金収支報告書に不記載のあった安倍、二階両派の参院議員31人と自民を離党した大野泰正議員の計32人。 
 自民の松山政司参院幹事長は5日の記者会見で「あらゆる機会を捉え議員本人が、国民が納得できるよう丁寧な説明を行うことが重要だ」と指摘。立民の岡田克也幹事長は会見で「党で(審査に応じないよう)ブロックしないでもらいたい。(完全)公開以外の選択肢はない」と語った。
 共産党の田村智子委員長も会見で「解明するべきは参院選の年の裏金だ。きちっと公選法違反疑惑への説明が行われるべきだ」と訴えた。
[時事通信社]

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