2024-02-28 17:45

革労協メンバー、無罪確定へ=横田基地砲弾、検察の上告棄却―最高裁

 2013年に米軍横田基地(東京)に向けて砲弾が発射された事件で、爆発物取締罰則違反などの罪に問われた過激派「革労協反主流派」メンバー沼田豊綱被告(72)について、最高裁第1小法廷(宮川美津子裁判長)は27日付で、検察側の上告を棄却する決定をした。無罪とした一、二審判決が確定する。
 被告は13年11月、時限発射装置を製造して東京都立川市の横田基地周辺に設置し、砲弾を発射するなどしたとして起訴された。
 検察側は、装置の製造拠点にあった重要資料から被告の指紋が検出されたと主張。一審東京地裁の裁判員裁判は20年、「関与を疑わせる事実はあるが、被告が装置を設置した証拠はない」として無罪を言い渡した。二審東京高裁も22年、検察側の控訴を退けた。 
[時事通信社]

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