坂本幸雄氏死去=元エルピーダメモリ社長
坂本 幸雄氏(さかもと・ゆきお=元エルピーダメモリ〈現マイクロンメモリジャパン〉社長)14日、心筋梗塞のため死去、76歳。前橋市出身。葬儀は近親者で済ませた。
70年日本体育大卒。米テキサス・インスツルメンツ日本法人副社長などを経て、02年にエルピーダメモリ社長に就任。NECと日立製作所、三菱電機のDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)事業を統合し、「日の丸半導体メーカー」と呼ばれたエルピーダの経営再建に力を尽くした。
08年のリーマン・ショック後は半導体市況の悪化や円高に苦しみ、12年に会社更生法の適用申請を決断。13年に米マイクロン・テクノロジーの完全子会社となった際に社長を退いた。その後は中国企業の幹部を歴任した。
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