悔しさ交じる大記録到達=小林陵、レジェンドに並ぶ―W杯ジャンプ男子
レジェンドの恩師に肩を並べる大記録到達にも、歯がゆさが入り交じった。小林陵は1回目、両拳を握る会心の飛躍で首位ターン。「さすがにそろそろ勝つと思った」。今季2勝目を懸けた2回目は不運な風に泣いた。
他の上位選手と比べて不利な追い風が弱い値となり、影響を考慮した加点が少なかった。空中では左右から横風を受けて板が揺さぶられ、後半も伸びず。「悔しいが、しょうがない。なんせ条件が厳しかった。ああいう吹かれ方をしちゃうと…」。巨大なフライングヒルだけに、外的要因に結果が大きく左右された。
2回目の得点は15位ながら合計では3位に食い込み、通算63度目の表彰台。昨春にプロ転向するまで師弟関係だった51歳の葛西に並び、日本男子最多に達した。初めて3位に入った2018年11月から6シーズンで追い付いた27歳は、今季だけで12度も表彰台に立ち、「すごくいい感じ」。自身を納得させるようだった。
葛西は次戦のラハティ大会(フィンランド)で、4季ぶりに海外のW杯に参戦予定。小林陵は「すごい。みんな楽しみだと思う。ヒルサイズ越えを見せたい」。目の前で「師匠」超えを達成したいところだ。(オーベルストドルフ時事)
[時事通信社]
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