2024-02-21 18:34World eye

孫興民 李康仁との間で起きた騒動を謝罪 サッカー韓国代表

【ソウルAFP=時事】サッカー韓国代表の孫興民(ソン・フンミン)は21日、アジアカップ開催中にチームメートの李康仁(イ・ガンイン)との口論が起きたことを謝罪し、ファンに対して李を許すよう呼びかけた。≪写真はサッカーアジアカップ準々決勝のオーストラリア戦後にファンにあいさつする韓国代表の孫興民≫
 韓国が大会準決勝のヨルダン戦に0-2で敗れた後、試合前日の夜に李との口論で主将の孫が指を脱臼していたことが明らかになった。
 この問題でファンから非難され、スポンサー企業から契約を打ち切られた李は、孫に直接謝罪するために英ロンドンまで足を運んだという。両選手はこの日SNSでコメントを発表しており、孫は2人が肩を組んで笑顔で写った写真を投稿している。
 この問題について初めて公の場で触れた孫は、「ご迷惑をおかけしたことを心からおわびし、代表チームがより成長できるようにより一層努力していきます」とインスタグラムにつづった。
 この騒動が起きたのは、李を含むチームの若手選手が卓球をするために食事を急いだ後だと報じられている。大きな試合前夜の食事はこれまで、きずなを深めるための時間とされていたため、孫を含むベテラン勢は李らの行動を不快に感じた。緊張が高まる中で、李は孫を殴ろうとしたと地元メディアは報じているが、李の代理人はパンチについては否定している。
 孫は続けて「私の行動は批判されるかもしれない」としつつ、「同じ状況が訪れれば、チームのために私は同じことをするだろう」と続けた。
 また、世間からの風当たりが強くなった李について、「康仁は事件後非常につらい時を過ごしている。どうか広い心で許してください。康仁は真摯(しんし)に反省していて、私にも代表メンバー全員にも謝罪しています」と述べた。
 すでに先週謝罪していた李は、この日も謝罪文を投稿。「私の短絡的な考えと不適切な行動が孫さん、代表チーム、そしてファンを失望させてしまいました」と、インスタグラムにつづった。
 「長い会話を通じて、主将として孫さんにのしかかる重い責任を理解し、自分自身を省みるようになりました」 【翻訳編集AFPBBNews】

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