2024-02-12 19:06スポーツ

甲斐野、気持ちは「新人」=チームに溶け込む右腕―プロ野球・西武

ブルペンで投球練習する西武の甲斐野=12日、宮崎県日南市
ブルペンで投球練習する西武の甲斐野=12日、宮崎県日南市

 新加入とは思えない存在感で、西武ナインを盛り上げている。リリーフとして活躍が期待される本格派右腕の甲斐野。キャンプは、新しい仲間に溶け込むための貴重な期間と捉えている。
 フリーエージェント(FA)でソフトバンクに移籍した山川の人的補償で入団。チームに合流したのはキャンプ直前と慌ただしかったが、戸惑いは感じさせない。12日の守備練習では誰よりも声を出してアピール。「僕を知ってもらうことが必要」。プロ6年目の27歳でも、心持ちは「新人」として臨んでいる。
 一方で「野球人としてやることは変わらない」ときっぱり。投球練習では全球真ん中を狙い、細かいコースは気にしない。昨季確立したスタイルで「ストライクゾーンにどんどん投げて有利に持ち込む」という意識を体に染みつかせる。
 160キロに迫る速球を武器に、狙うのは新天地での勝利の方程式の一角。「最初は気疲れもあったけど、今はない」と表情は明るい。ブルペンを活気づける頼もしい投手が加わった。(日南)
[時事通信社]

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