2024-02-08 16:39スポーツ

メッシ香港欠場で物議=日本ではプレー、中国ファン怒り

香港で4日に行われた地元チームと米メジャーリーグ・サッカーのマイアミの親善試合でベンチに座るアルゼンチン代表のメッシ選手(AFP時事)
香港で4日に行われた地元チームと米メジャーリーグ・サッカーのマイアミの親善試合でベンチに座るアルゼンチン代表のメッシ選手(AFP時事)

 【北京時事】サッカー・アルゼンチン代表のメッシ選手が香港での試合を欠場したことが、物議を醸している。試合後には、香港政府トップの李家超行政長官が「失望」を表明。不満は中国本土にも拡大し、官製メディアが社説でメッシ氏に苦言を呈するなど、波紋が広がっている。
 問題となったのは、米メジャーリーグ・サッカーのマイアミが4日に香港で行った地元チームとの親善試合。マイアミ所属のメッシ氏は「脚の不調」を理由に欠場したが、事前に知らされていなかった観客の一部が「返金しろ」などと叫び、約4万人が集まったスタジアムは騒然となった。
 香港メディアによると、試合チケットは880~4880香港ドル(約1万7000~9万3000円)と高額だった。メッシ氏目当てに中国大陸から「遠征」したファンも多かったとみられる。
 さらに、メッシ氏が7日に日本で行われた試合に出場し、不調を感じさせないプレーを見せたことで、中国のファンの怒りが再燃。SNSには「中国蔑視だ」「政治的な理由か」といった不満や臆測のコメントがあふれた。
 メッシ氏は7日、自身のSNSに中国語とスペイン語で投稿。「香港での欠場は残念だった。いつかまた戻り、香港のファンのために力を尽くしたい」としている。 
[時事通信社]

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