ヘイリー氏、「該当者なし」に敗北=トランプ氏不在のネバダ州予備選で―米大統領選
【ワシントン時事】11月の米大統領選で共和党候補の指名をトランプ前大統領(77)と争うヘイリー元国連大使(52)は6日、西部ネバダ州の同党予備選で、「該当者なし」を選択した数よりも少ない得票となった。独走態勢のトランプ氏が予備選への参加を見送る中、ヘイリー氏は手痛い敗北を喫する形となった。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、開票が84%の段階で「該当者なし」は62.9%を占め、最多。ヘイリー氏の得票は30.8%にとどまっている。トランプ氏の支持者らが「該当者なし」を選択するよう呼び掛けていたという。
ネバダ州の共和党は、予備選とは別に8日に党員集会を開き、夏の党全国大会で党候補を決める同州の全代議員26人を選出する。ヘイリー氏は集会に登録していないため、トランプ氏が代議員を独占する見込み。
ヘイリー氏は当初から勝ち目のないネバダ州ではなく、24日に行われる地元の南部サウスカロライナ州の予備選に資金や人的資源を投入するとみられていた。しかし今回の結果を受けて、撤退圧力が一層高まりそうだ。
[時事通信社]
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