2024-01-26 14:07訃報

林家正楽さん死去、76歳=寄席紙切り芸の第一人者

林家正楽さん(落語協会提供)
林家正楽さん(落語協会提供)

寄席紙切り芸の第一人者、林家正楽(はやしや・しょうらく、本名秋元真=あきもと・まこと)さんが21日午前6時29分、東京都内の病院で死去した。76歳だった。所属の落語協会(東京)が発表した。葬儀は近親者で済ませた。
 正楽さんは1966年、二代目林家正楽に入門。2000年に三代目を襲名した。寄席の客からの注文に応じて、淡々とした語りとともにはさみで紙を切り抜き、短時間で形を仕上げる卓越した芸で親しまれた。20年に芸術選奨文部科学大臣賞(大衆芸能部門)、23年に松尾芸能賞の功労賞を受賞した。
 落語協会によると、19日の東京都内での寄席が最後の出演となった。21日早朝、自宅で倒れているところを家族が発見し、病院に搬送されたが、死亡が確認されたという。

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