物価高、95%が実感=過去最高水準続く―日銀調査
日銀は17日、昨年12月の「生活意識に関するアンケート調査」結果を発表した。1年前に比べ物価が「かなり上がった」「少し上がった」と回答した人の割合は計95.0%で、過去最高の95.5%となった前々回(昨年6月)、前回(同9月)調査とほぼ同水準だった。
原材料高などを背景とした生活必需品の値上げが続き、物価上昇を実感する割合は6回連続で9割超となった。1年前と比べ物価がどの程度変化したかを聞いたところ、回答の平均値はプラス16.1%で、過去最高を更新した。
現在の暮らし向きについては、1年前と比べて「ゆとりが出てきた」との回答が4.1%と前回(3.1%)より増加。一方、「ゆとりがなくなってきた」は56.2%と前回(57.4%)より減少した。「ゆとりが出てきた」から「ゆとりがなくなってきた」の割合を引いた「暮らし向きDI」はマイナス52.1で、前回(マイナス54.3)より改善はしたものの、低水準にとどまった。
調査は全国の20歳以上の個人を対象に3カ月ごとに実施しており、今回は昨年11月9日~12月5日に行われた。
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