年金訴訟、受給者敗訴が確定=減額は「合憲」―最高裁
年金支給額の減額は違憲として、兵庫県の受給者95人が国に減額処分取り消しを求めた訴訟の上告審判決が15日、最高裁第2小法廷であった。尾島明裁判長は「減額は合憲」と判断し、上告を棄却。受給者側敗訴が確定した。
同種訴訟は全国で計35件あり、最高裁の判断は初めて。他の訴訟でも原告敗訴となる公算が大きい。
判決によると、年金支給額は物価により変動するとされていたが、2000~02年度は景気対策で据え置かれた。国は本来より高い水準だったとして13年から段階的に減額した。
小法廷は、減額措置に対し「年金制度における世代間の公平を図り、財政基盤の悪化を防いで持続可能性を確保する観点から不合理ではない」と判断。最低限度の生活を営む権利を保障する憲法には違反しないと結論付けた。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
維新県議、列車にはねられ死亡=事件、事故両面で捜査―奈良
-
北朝鮮問題、東京で協議=核・ミサイル、対ロ軍事協力―米中高官
-
中国、ハンガリーと連携強化=EUの対中強硬論けん制
-
ソフトバンク、7月合意へ努力=LINE巡り韓国ネイバーと交渉
-
NY株、もみ合い
写真特集
-
【大相撲】大関・琴ノ若
-
【女子フィギュア】千葉百音
-
【野球】野球殿堂に入った名選手
-
【駅伝】第100回箱根駅伝
-
【女子フィギュア】吉田陽菜
-
【男子フィギュア】山本草太
-
【野球】日本シリーズ関西対決 阪神が38年ぶり日本一
-
【MLB】ドジャースの歴代日本選手