250個人・団体に追加制裁=ロシアの兵器・部品調達関与―米
【ワシントン時事】米政府は12日、ウクライナ侵攻を続けるロシアの兵器や半導体、電子部品の調達に関与したとして、250を超える個人・団体を制裁対象に指定したと発表した。中国拠点の軍事関連企業や韓国人が含まれており、米国内の資産が凍結される。
イエレン米財務長官は声明で、今回の措置が「軍需産業の基盤を増強、維持するために必要な部品をロシアに提供する第三国の業者やネットワークへの締め付けを強めるものだ」と強調した。
財務省は制裁対象に、中国やトルコ、アラブ首長国連邦(UAE)、スイスなどに拠点を置く150超の個人や企業を指定。いずれも航空機や無人機、電子・通信機器の部品などをロシア企業に輸出した。
韓国国籍の男(61)は米政府の制裁が科せられているロシア企業の代理人として、半導体製造に関わる技術や装置の調達に関与していたという。
[時事通信社]
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