松野官房長官を更迭へ=岸田首相、自民・安倍派裏金疑惑受け
岸田文雄首相は、自民党最大派閥の安倍派が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑で、1000万円超の還流を受けた疑いがある松野博一官房長官を交代させる方針を固めた。事実上の更迭とみられる。複数の政府・与党関係者が9日明らかにした。松野氏は2021年10月の政権発足時から「内閣の要」である官房長官を務めており、首相には深刻な打撃となる。
安倍派はパーティー券のノルマを超えて所属議員が売った収入を政治資金収支報告書に記載せず議員側に還流した疑いがあり、東京地検特捜部が捜査している。松野氏は官房長官就任まで約2年間、派閥の事務を取り仕切る事務総長を務め、現在も意思決定機関「常任幹事会」メンバーだ。
問題発覚以降、松野氏は毎日2回行われる定例の記者会見で「政府の立場」を理由に説明を拒否。8日の衆参予算委員会では、自身の政治団体の収支について「適正に処理してきた」とする一方、具体的な内容は「答えは控える」と繰り返した。
[時事通信社]
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