資金力トップは西村経産相=「ポスト岸田」比較、茂木氏が2位
2022年の政治資金収支報告書で、「ポスト岸田」として名前が挙がる自民党議員8人の収入を比較したところ、トップは西村康稔経済産業相の1億8997万円だった。茂木敏充幹事長が1億8526万円で迫り、3位に林芳正前外相が続いた。
各議員が代表を務める資金管理団体と政党支部の収入を合算し、両団体間の資金移動を除いて比べた。
西村氏は22年中に東京都内で大規模な政治資金パーティーを3回開催。地元の兵庫県内を中心にセミナーを重ね、事業収入が1億2100万円に上った。支出も8人中最多で、交際費や渉外費などの「組織活動費」に4800万円を計上。このうち、パーティー券の購入とみられる「会費」が1200万円超あった。支出先には自民党他派閥の議員も広く含まれ、来年の党総裁選をにらんだ支持拡大の意味合いもありそうだ。
茂木氏は伸び率が最も高く、前年比23.9%増だった。パーティーを前年の倍となる4回開催し、収入が6000万円程度増えたことが主因。一方で、支出は前年から3700万円減っており、総裁選を見据え資金を蓄えた可能性がある。
林氏は個人や企業・団体からの寄付が減り、前年を下回る1億2470万円だった。支出は3割近く増加し、飲食代や土産代が目立つなど、関係者との交流を重視したことがうかがえる。
勉強会を立ち上げるなど総裁選への意欲をにじませる高市早苗経済安全保障担当相は、1億2165万円で4位。支出では、パーティーやセミナーへの「会費」の件数が多かった。
5位は小泉進次郎元環境相で、パーティー収入を伸ばし1億1088万円。6位の河野太郎デジタル相は企業・団体寄付の減少が響き、前年より8400万円少ない1億138万円だった。
石破茂元幹事長は4835万円、上川陽子外相は3179万円にとどまり、いずれも減収となった。
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