「デジタル掛軸」で光のアート 金沢市
金沢市の本多の森公園で石川県小松市在住のデジタルアーティスト長谷川章氏が創作した「デジタル掛軸」が夜を彩った。国の登録有形文化財の「旧陸軍第九師団司令部庁舎」などを活用した国立工芸館や県立美術館に投影し、現代アートと融合した幻想的な空間が浮かび上がった。
デジタル掛軸は長谷川氏が考案した光の演出で、これまでに描いた1万枚以上の絵をランダムに組み合わせて建物に投影する、偶然性を楽しむアート。2015年度から県内の文化施設などに投影してきたが、国立工芸館への投影は初めて。
23~25日に、日没から午後9時までライトアップされた。合わせて、国立工芸館や県立美術館など文化施設の夜間開館も行われた。【もぎたて便】
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