トヨタのミニバン2種、型式認証不備=ノアとヴォクシー生産停止―国交省、事実関係を確認中
トヨタ自動車の主力ミニバン「ノア」と兄弟車「ヴォクシー」について、生産・販売に必要な国土交通省の型式認証制度の認可申請に不備があったことが27日、関係者の話で分かった。トヨタ車体の富士松工場(愛知県刈谷市)で両車種を生産するラインを同日朝から停止。29日に生産を再開する見通しだ。安全面などの問題があるかは不明で、国交省は「事実関係を確認中」(担当者)としている。
トヨタグループでは、日野自動車や豊田自動織機でも認証に関する不正が発覚しており、品質への信用が揺らぐ恐れもある。
系列部品メーカー大手のジェイテクトが供給するノアとヴォクシー向けのハンドル関係の部品「ステアリングコラム」で、トヨタの認可届け出に不備があったもようだ。同じラインで生産されている「アルファード」「ヴェルファイア」の生産にも影響が出ている。
トヨタの広報担当者は、ノアとヴォクシーの生産が停止していることを認めた上で「一部工程の確認作業のためだ」とコメントした。詳しい状況は明らかにしていない。愛知県内の販売店関係者は「販売に大きな影響が出るとは聞いていない」と話した。
トヨタは、ノアとヴォクシーを2001年に発売。両車種の4代目モデルを22年1月に出した。日本自動車販売協会連合会によると、22年度の新車販売台数はノアが車種別(軽自動車を除く)で8位の7万3134台、ヴォクシーは9位で7万529台だった。
[時事通信社]
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