2023-11-13 17:20スポーツ

勝田、初V目指す=16日から愛知と岐阜で開催―WRCラリー・ジャパン

取材に応じるトヨタの勝田貴元=7日、愛知県長久手市
取材に応じるトヨタの勝田貴元=7日、愛知県長久手市

 自動車の世界ラリー選手権(WRC)最終第13戦、ラリー・ジャパンは昨年に続いて愛知、岐阜両県を舞台に16~19日に開催される。愛知県出身のラリードライバー、勝田貴元(30)=トヨタ=は「3位だった昨年以上に意気込んでいる。初優勝を目指したい」と抱負を語る。
 トヨタ育成のWRCチャレンジプログラムで2021年、22年と参戦し、表彰台に計3度立った。トヨタのトップチームに昇格した今季、前半戦は振るわなかったが、8月のラリー・フィンランドで今季最高の3位に入るなど後半は復調。ラリー・ジャパンでは昨年得た自信を胸に、日本人では篠塚建次郎以来のWRC優勝を狙う。
 カギになるのは日本特有の狭く曲がりくねった林道だ。昨年は完走への使命感から、そこで攻め切れなかったが、「今年はリスクを負っていく」ときっぱり。
 今回は主会場の豊田スタジアムで初めて競技が行われる。会場では二つのコースを2台が同時に出走。ジャンプ台も設置されるなど見どころが多く、勝田は「どっちが速いか遅いかが分かるので、興奮して楽しめるのでは。ぜひ見に来てほしい」と呼び掛ける。
 トヨタは既に製造者部門で3連覇、ドライバーズ部門でもカッレ・ロバンペラ(フィンランド)が2連覇を決めている。 
[時事通信社]

母校の長久手市立南小学校の校庭でデモランを行うトヨタの勝田貴元=7日、愛知県長久手市
母校の長久手市立南小学校の校庭でデモランを行うトヨタの勝田貴元=7日、愛知県長久手市

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