2023-11-10 18:02スポーツ

清水優位、三つどもえ昇格争い=12日にJ2最終節

J2最終節に向け、記者会見する東京Vの城福監督=10日、川崎市
J2最終節に向け、記者会見する東京Vの城福監督=10日、川崎市

 明治安田J2リーグは12日に最終節が行われる。町田が既に初優勝とJ1昇格を決めており、自動昇格枠は残り1。勝ち点73の清水、同72の磐田と東京Vの3チームに望みがある。
 清水と磐田は今季J1から同時降格。サッカー王国静岡にとっても史上初の屈辱だった。清水は勝てば無条件でJ1昇格決定と、最も優位な立場。2016年以来、2度目のJ2となった今季は乾やチアゴサンタナら主力が残り、あと一歩のところまで来た。水戸には過去無敗だが、今季はホームで引き分け。秋葉監督は「最終戦でしっかりしたものを見せないと41節やってきたことが無駄になる。水戸の地で昇格を決める」と覚悟を語る。
 磐田は引き分けでも清水と勝ち点で並ぶ可能性はあるが、得失点差で15点劣るため、勝った上でライバルが勝ち点を取りこぼさない限り、逆転は難しい状況。敵地の栃木戦で、清水にプレッシャーをかける戦いをして、吉報を待ちたいところだ。
 名門東京Vは16年ぶりとなるJ1復帰の悲願が懸かる。清水、磐田に得失点差でも大きく下回るため条件は厳しいが、アウェーで分が悪い大宮相手に勝つことが先決。甲府をJ1昇格に導いた経験を持つ城福監督は10日、「われわれが勝たないと奇跡も何も起こらない。勝利への執念をどちらが強く見せられるかになる」と話した。
 J2の3~6位の4チームはJ1昇格プレーオフに回り、最後の一枠を懸けて争う。
[時事通信社]

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