横綱不在、重責担う大関陣=貴景勝「最後は気持ち」―大相撲九州場所
大相撲九州場所は12日に福岡国際センターで初日を迎える。一人横綱の照ノ富士は腰痛で3場所連続の休場。高いレベルで連覇を果たせば横綱昇進の話題も出そうな貴景勝を筆頭に、大関陣は一層の重責を担う。
貴景勝は古傷を抱える首に不安があり、場所前の稽古では一気に運ぶ本来の取り口は少なかった。それでも「最後は気持ち。やれる自信はある」と闘志を燃やす。
先場所は11勝4敗で迎えた優勝決定戦を注文相撲で制した。日本相撲協会の佐渡ケ嶽審判部長(元関脇琴ノ若)は「最後まで見てみないと」と慎重な姿勢を崩さず、大願成就に向けてハードルは高そうだ。
霧島、豊昇龍の両大関は巻き返しなるか。ともに先場所は優勝争いに絡めなかっただけに、福岡入り後は意欲的に番数をこなしてきた。序盤で取りこぼさず波に乗りたい。
関脇陣は年間最多勝争いで単独トップに立つ大栄翔が楽しみ。若元春と琴ノ若はここ数場所、安定した成績を残しているが、大関昇進に向け、まずは2桁白星が不可欠。ともに返り小結の阿炎、北勝富士も持ち味を発揮しそうだ。
先場所で千秋楽まで優勝争いをリードした21歳の熱海富士に加え、新入幕の北の若らフレッシュな顔触れも並ぶ。右膝の手術を受けた元関脇の若隆景は4場所ぶりに復帰し、幕下から出直す。
[時事通信社]
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