2023-11-10 08:00地域

麻薬探知犬の慰霊祭 千葉県成田市

 千葉県成田市の東京税関麻薬探知犬訓練センターで11月1日の「犬の日」に合わせて、亡くなった麻薬探知犬の慰霊祭が行われた。税関幹部やセンターの職員ら約50人のほか、シェパードの探知犬ジャンプとラブラドールレトリバーの訓練犬ボニーが参加し、センター内に設けられた「犬魂碑」で焼香を行うなどして感謝と敬意の気持ちを示した。
 センターでは1979年の探知犬導入以来、600頭以上を育成。犬魂碑にはこれまで病気などで死亡した30頭を納骨している。センターの田村昇室長は「科学が進んだこの時代でも探知犬の嗅覚を使った検査は非常に有効で、嗅覚に勝る検査機器がない場合がある」と強調。「コロナ禍が明けて活躍の場が増えてきているので、どんどん精度を上げて1件でも多く摘発できれば」と話していた。【もぎたて便】

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