前捜査2課長を停職処分=事件情報漏えい容疑で追送検―鹿児島県警

知人女性に対する不同意性交容疑で書類送検された鹿児島県警の前捜査2課長が、別の知人女性に捜査情報を漏らしたとして、県警は21日までに、地方公務員法違反の疑いで安部裕行警視(29)=警務部付=を追送検した。また、同日付で停職1カ月の懲戒処分とした。
一方、鹿児島地検は同日、両容疑について安部警視を不起訴とした。情報漏えいについては、女性と近況のやりとりをする中で捜査情報に触れたにとどまり「悪質とは言いがたい」などとした。不同意性交容疑については理由を明らかにしていない。
県警によると、安部警視は事件の情報は伝えたことは認めたが、違法性を否認。処分については「重く受け止めています」と述べている。依願退職はしないという。
書類送検容疑は昨年4月と6月、指揮していた事件の捜査情報を知人女性にスマートフォンのメッセージアプリを通じ複数回漏らした疑い。
県警の岩瀬聡本部長の話 県民の信頼を大きく損なうものであり、責任者として深くおわび申し上げる。
[時事通信社]
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