年収3000万円まで授業料免除=米ハーバード大、多様性確保
【ニューヨーク時事】米ハーバード大は17日、世帯年収が20万ドル(約3000万円)以下の家庭の学生について、今秋から授業料を全額免除すると発表した。対象者を拡大することで中所得層からの入学を増やし、多様性を確保したい考えだ。
世帯年収が10万ドル(約1500万円)以下の場合は、食費や住宅費、交通費など学生生活に必要な全費用を同大が負担する。これまでは世帯年収8万5000ドル(約1270万円)以下に限られていた。今回の変更で、全米の約86%の家庭が対象になるという。
同大のガーバー学長は「学生たちが遭遇する背景や経験、視点の幅が広がり、知的成長と人格形成を促すことになる」と意義を強調した。
[時事通信社]
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