政府備蓄米の放出開始=トラックに続々、価格抑制焦点―JA全農

コメの価格高騰が続く中、政府備蓄米の放出が始まった。全国農業協同組合連合会(JA全農)は18日、埼玉県内の保管倉庫で先週落札した備蓄米の引き渡しを受けた。政府は歴史的な高値の背景にある流通の目詰まり解消を目指しており、こうした目的で備蓄米を放出するのは初めてだ。集荷、卸売業者を経て3月下旬にもスーパーの店頭などに並ぶ見通しで、店頭価格の抑制につながるかが焦点となる。
集荷業者への引き渡しが始まったのは、政府が放出を決めた21万トンのうち、初回入札で落札された約14万トンの一部。18日午前には、JA全農が落札した備蓄米の入った30キロ入りの袋が400袋、埼玉県内の保管倉庫からフォークリフトで運び出され、次々と大型トラックに積み込まれた。
トラックは同日午後、同県内の精米工場に到着。袋から取り出された備蓄米はタンクに移され、精米した上で取引先に納品するという。取材に応じたJA全農米穀部の藤井暁部長は「なるべく早く消費者に届けていけるように頑張る」と強調。「備蓄米というのは制度上の区分で、普通に流通しているコメと何ら違いがない。安心して食べていただければ」と訴えた。
[時事通信社]


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