米国の鉄・アルミ関税は遺憾=G7オンライン会議で表明―加藤財務相
先進7カ国(G7)は17日、オンラインで財務相会議を開いた。日本から出席した加藤勝信財務相は会合後、財務省内で記者団の取材に応じ、米国が日本にも鉄鋼・アルミニウムへの追加関税を課したことについて「遺憾だと申し上げた」と述べた。「自動車を含めた米国の関税措置について、日本としても米国としっかりと協議していく」とも強調したという。
議長国カナダで新政権が発足し、シャンパーニュ財務相が新たに就任したことに伴い、開催が呼び掛けられたとみられる。加藤氏は会議で「G7は国際経済システムの改善に向けて今後とも一致団結して取り組むべきだ」と主張。世界経済の強靱(きょうじん)性確保のためにはサプライチェーン(供給網)の多様化が重要である点や、関税政策は予見可能性を確保し国際ルールにのっとることを基礎とすべきだなどと訴えたという。
[時事通信社]
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