2025-03-15 06:37TOPICS

G7外相、ロシアに「対等な停戦」要求=声明採択、ウクライナ和平へ団結―追加制裁にも言及

13日、カナダ東部シャルルボワで開かれた先進7カ国(G7)外相会合に臨む(左から)岩屋毅外相、カナダのジョリー外相、ルビオ米国務長官(外務省提供・時事)
13日、カナダ東部シャルルボワで開かれた先進7カ国(G7)外相会合に臨む(左から)岩屋毅外相、カナダのジョリー外相、ルビオ米国務長官(外務省提供・時事)

 【シャルルボワ(カナダ東部)時事】カナダ東部シャルルボワで開かれていた先進7カ国(G7)外相会合は最終日の14日、ウクライナに侵攻するロシアに対して「対等な条件下で停戦に合意し、完全に履行する」よう求める共同声明を採択して閉幕した。「米国第一」を掲げるトランプ米政権の発足でG7の足並みが乱れていたが、ウクライナ和平実現に向けて団結を確認した。
 声明は11日にサウジアラビアで開かれた米ウクライナ高官協議など、ウクライナ停戦に向けた取り組みを歓迎。米国が提案した一時停戦案をウクライナが受け入れると表明したことを称賛した。加えて、ウクライナの主権や領土保全についてG7の「揺るぎない支持」を改めて打ち出し、ロシアの再侵攻を防ぐため「強固で信頼できる安全保障の取り決め」が必要だと強調した。
 また、ロシアが停戦に合意しなかった場合には、追加制裁やウクライナ支援の強化など「ロシアにさらなるコストを課すことも議論した」と明記。一時停戦案を受諾するようロシアに警告した。 

14日、カナダ東部シャルルボワで、先進7カ国(G7)外相会合閉幕後、記者団に語るルビオ米国務長官(AFP時事)
14日、カナダ東部シャルルボワで、先進7カ国(G7)外相会合閉幕後、記者団に語るルビオ米国務長官(AFP時事)

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