「月10万円投げ銭」と供述=容疑者、借金返さぬ女性に恨みか―警視庁
東京・高田馬場の路上で動画をライブ配信していた佐藤愛里さん(22)が刺殺された事件で、逮捕された職業不詳高野健一容疑者(42)が「多い時で月に10万円ほどの『投げ銭』(チップ)を送った」と供述していることが14日、捜査関係者への取材で分かった。
投げ銭のほかに、生活費などの名目で計200万円以上を貸したが、返してもらえなかったとも説明。警視庁捜査1課は、金銭のやりとりを巡り、同容疑者が恨みを募らせていたとみている。
捜査関係者によると、同容疑者は2021年12月から佐藤さんの配信を視聴するようになった。配信者にチップを送るアプリの機能を利用して投げ銭をしていたと供述している。
22年夏以降は、同容疑者が佐藤さんの当時の勤務先だった飲食店を訪れるなどし、直接会うようになったとみられる。生活費や携帯電話料金の名目で送金を求められ、「身の上話を聞き、助けてあげたいと思って送金した」と話しているという。
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