2025-03-12 17:33社会

鉄道業務妨害容疑で元同僚ら追送致＝踏切自殺偽装、直前に暴行疑いも―警視庁

高野修さんが電車にはねられ死亡した東武東上線の踏切を現場検証する警視庁の捜査員＝２０２３年１２月、東京都板橋区
高野修さんが電車にはねられ死亡した東武東上線の踏切を現場検証する警視庁の捜査員＝２０２３年１２月、東京都板橋区

　東京都板橋区の踏切で２０２３年１２月、塗装会社元社員の高野修さん＝当時（５６）＝を自殺に見せ掛け殺害したとして、元同僚４人が逮捕された事件で、殺害する際に列車の運行を妨げたなどとして、警視庁捜査１課は１２日、威力業務妨害などの容疑で、いずれも同社社員の島畑明仁容疑者（３４）、野崎俊太被告（３９）を追送致した。
　暴行容疑でも同社社長佐々木学（３９）、社員岩出篤哉（３０）両容疑者を含めた４人を送致。一連の事件を巡る警視庁の捜査は終結したという。
　同課によると、島畑容疑者と野崎被告の追送検容疑は、２３年１２月３日未明、板橋区内の踏切で、高野さんを線路内にとどまらせて列車に衝突させ、電車の運行を約９９分間遅らせて、東武鉄道の業務を妨害するなどした疑い。
　４人はその直前の同月２日夜、高野さんを区内の自宅から連れ出す際に、顔面を手で数回殴打した疑いも持たれている。
　また東京地検は１２日、高野さんに対する傷害や暴行、強要の罪で佐々木、島畑、岩出各容疑者を追起訴した。　
［時事通信社］

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