2025-03-01 17:09スポーツ

野球で目指す大舞台＝両親ともテニスのスター―ジェイデン・アガシ投手

２０２６年ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）の予選に出場予定のドイツ代表、ジェイデン・アガシ投手（本人のインスタグラムより）

　【ニューヨーク時事】来年３月に開催される野球の国・地域別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）の予選米国ラウンドが、２日（日本時間３日）にアリゾナ州ツーソンで始まる。初の本大会出場を狙うドイツ代表に両親ともテニスの名選手だったジェイデン・アガシ投手（２３）が名を連ねた。
　父は四大大会８勝を誇る米国のスター、アンドレ・アガシさんで、母は同２２勝のシュテフィ・グラフさんだ。共に五輪金メダルを含めた「生涯ゴールデンスラム」を達成した両親の間に生まれながら、ジェイデンが本格的に取り組んだのは野球だった。
　米大リーグ公式サイトによると、少年時代はテニスでボールをコート内に打つのが難しかったそうで「できるだけ遠くへ打ちたかったんだ」と回想している。野球を選び、シンカーやスライダーなどを操る約１９１センチの長身右腕として、昨年は有望なアマチュア選手らがプレーする大リーグ機構（ＭＬＢ）ドラフトリーグで活躍。「冷静さは母に似ていると思う」と自己分析する。
　「とてもわくわくしている。国際的な規模で戦うことは子どもの頃からの夢だった」。母の出身地の代表として、１年後の大舞台への切符獲得を目指す。
［時事通信社］

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