万博に段ボール製展示台 奈良県

段ボールケースの製造などを手掛ける「高木包装」(奈良県葛城市)が中心となって開発した段ボール製の展示台が大阪・関西万博のパビリオンで使われることとなり、奈良県庁で試作品が公開された。
展示台は、幅1.3メートル、奥行き1.1メートル、高さ1.7メートル。80キロまで載せることができる。環境に配慮し、プラスチックや金属を使わず、約100個の段ボールのパーツで製作された。万博のシンボルである「大屋根リング」をイメージしたという。
パビリオン向けに14台を無料で提供する。高木包装の高木美香社長は「段ボールは物を運ぶ・守るという役割だけだったが、発想力を働かせれば、新たな可能性を秘めていることを万博を通じて伝えていきたい」と話した。【もぎたて便】
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