J・ロビンソンに通じる誇り=黒人野球関係者が語るイチローさん―米野球殿堂

【ニューヨーク時事】「とてつもなく大きな誇りだ。世界各地でベースボールが高いレベルでプレーされていることを証明している」。アジア人初の米野球殿堂入りが決まったイチローさんについて質問されると、黒人リーグ野球博物館のボブ・ケンドリック館長はうれしそうに言った。
イチローさんは、黒人リーグで活躍し大リーグ球団のスカウトも務めた故バック・オニール氏と親交があり、ミズーリ州カンザスシティーにある博物館に何度か足を運んでいる。博物館の設立・運営に尽力したオニール氏が2006年に死去した後は、故人をしのんで寄付を行った。07年にイチローさんと初めて対面したケンドリック館長は「知識の豊富さに驚いた。(黒人リーグが)米国野球にどれだけ大きな意味を持っていたのかを理解してくれていた」と振り返る。
ケンドリック館長は、日本から大リーグに挑む野手の先駆者だったイチローさんが黒人リーグの歴史に敬意を払う姿勢に感銘を受けた。「黒人初の大リーガーになったジャッキー・ロビンソンは、失敗すれば黒人リーグが否定される責任を背負っていた。イチローも日本の野球に対する懐疑的な見方を覆した」と共通点を指摘。「2人は失敗を許されなかった。逆境をはね返し、その誇りを共有しているからイチローも黒人リーグに敬意を持ったのだと思う」と推し量った。
1920~30年代が全盛期とされる黒人リーグは、走攻守の3拍子がそろったイチローさんのような選手が多く活躍する舞台だった。「スタイリッシュなプレースタイルは黒人リーグの選手をほうふつさせる。自分のルーツに誇りを持ってプレーしたのも同じ」。記録を打ち立てるたびに先人の活躍にも光を当ててきたイチローさんをたたえた。
[時事通信社]

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