シフィオンテク、ドーピング問題に「決着」 WADAが提訴せず
【メルボルンAFP=時事】女子テニス世界ランキング2位で、四大大会(グランドスラム)通算5勝を誇るイガ・シフィオンテク(ポーランド)のドーピング問題をめぐり、世界反ドーピング機関(WADA)は20日、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴しないと発表した。≪写真は女子テニスのイガ・シフィオンテク≫
シフィオンテクは昨年、心臓の治療に用いられる禁止薬物のトリメタジジンに陽性反応を示し、1か月間の資格停止処分を受けた。
当初は9~10月のアジアでの連戦を「個人的な理由」で欠場すると説明していたが、後にドーピング違反による処分のためだったことが明らかになった。
シフィオンテクは市販の睡眠補助薬が汚染されていたとして故意のドーピングを一貫して否定し、不正監視団体ITIAも主張を受け入れていた。
WADAは、「徹底的な調査」の結果、「選手が提示し、ITIAが受け入れた汚染されたメラトニンのシナリオは妥当」と判断したと述べた。
全豪オープンに出場中のシフィオンテクは準々決勝に進出した20日の試合後、「決着がつき、このプロセスを終わらせることができて満足している」とコメントした。【翻訳編集AFPBBNews】
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