円上昇、155円台半ば=トランプ氏発言で一時円安に―東京市場
21日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=155円台半ばに上昇した。トランプ米大統領の関税に関する発言を受け、インフレ懸念から円安に傾く場面があったが、日米金利差が縮小するとの見方が強く、円買い・ドル売りが優勢となった。午前11時現在は155円54~55銭と前日比44銭の円高・ドル安。
朝方はトランプ氏が20日の大統領就任式で、関税引き上げに具体的に言及しなかったため、インフレ懸念が和らいで一時154円台後半まで円高が進んだ。その後、トランプ氏がメキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を課すことを検討していると伝わると、インフレ懸念が再燃。日米金利差を意識した円売り・ドル買いが強まる場面もあった。
[時事通信社]
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