長野、4連覇へ充実=19日に都道府県男子駅伝
第30回全国都道府県対抗男子駅伝競走は19日、広島市の平和記念公園前を発着点とする7区間48キロのコースで行われる。中学生2人、高校生3人、大学生と社会人計2人の構成でたすきをつなぐレース。新型コロナウイルス感染拡大による中止を挟んで2020年大会から3連覇中の長野が、11度目の優勝に向けて充実する。
長野は昨年の全国高校駅伝で連覇を果たした佐久長聖高勢から佐々木哲、浜口大和らがエントリー。2年連続で3区を走った伊藤大志(早大)ら大学生も頼もしく、今年も優勝争いの軸になりそうだ。
昨年3位の千葉も層が厚い。全国高校駅伝1区を制した鈴木琉胤(八千代松陰高)や、羽生拓矢(トヨタ紡織)らスピードランナーがそろう。元日の全日本実業団駅伝で7区1位の井川龍人(旭化成)や、年明けの箱根駅伝で3区4位の鶴川正也(青学大)を擁する熊本も上位をうかがう。
箱根駅伝で2年連続総合優勝を遂げた青学大からは、エース区間の2区を走った黒田朝日が岡山、山登りの5区で区間新記録をマークした若林宏樹が和歌山のメンバーに名を連ねた。1万メートル日本記録保持者の塩尻和也は群馬、マラソンで日本記録を持つ鈴木健吾(共に富士通)は愛媛で登録され、その走りに注目が集まる。
節目の大会で意地を見せたい前回14位の地元広島は、世羅高勢がカギを握りそうだ。
[時事通信社]
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