2024-12-18 18:24

別の現金回収役を逮捕=「金稼ぎたかった」―横浜高齢男性死亡

 首都圏で相次ぐ闇バイト強盗のうち、横浜市の住宅で10月、住人の後藤寛治さん=当時(75)=が死亡した事件で、強奪金を運んだとして、神奈川県警は18日までに、盗品等運搬容疑で、埼玉県川口市末広の無職保坂海斗容疑者(25)を逮捕した。
 同容疑者は別の回収役の無職木本未穂被告(30)=同罪などで起訴=から現金を回収したという。「金を稼ぎたかった。知人から紹介されて始めた」と容疑を認めている。匿名性の高い通信アプリで運搬先などの指示を受けていたといい、神奈川県警は指示役の特定を進める。
 後藤さんは10月15日未明に横浜市内の自宅で暴行を受け死亡した。実行役の宝田真月被告(22)=強盗致死罪などで起訴=は強奪金約20万円の一部を抜き取り、残りは東京都足立区内の公園で木本被告が回収したとされる。 
 保坂容疑者の逮捕容疑は同月18日、木本被告が足立区内の別の公園内に置いた現金を運搬した疑い。
 捜査関係者によると、同容疑者は車で回収したとみられ、「数万円を報酬として抜いた」と説明。「回収の仕事は6~7月ごろから始め、数十件やった」と話しており、県警はほかの事件にも関与した疑いがあるとみて調べる。
[時事通信社]

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