2024-12-14 20:20

辺野古移設「一日も早く」=中谷防衛相、名護市長と会談

 中谷元防衛相は14日、沖縄県名護市を訪れ、渡具知武豊市長と会談した。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古への移設について「(普天間)基地の危険性除去には代替施設建設が唯一の方法だ」と説明。「一日も早く工事が進捗(しんちょく)するよう全力で取り組む」と伝え、協力を求めた。
 渡具知氏は「市民の不安を払拭し、生活環境を守っていくことが非常に重要だ」として安全対策の徹底を要望。米軍の射撃訓練や航空機騒音への対策も訴えた。 
 中谷氏は会談に先立ち、移設先の米海兵隊基地「キャンプ・シュワブ」を訪れ、軟弱地盤のある大浦湾側の護岸工事や埋め立て工事の状況などを視察した。また、「キャンプ・ハンセン」が所在する金武町、宜野座村、恩納村の各首長らとも面会した。
 中谷氏の沖縄入りは10月の就任後初めて。15日には玉城デニー知事と会談する予定だ。
[時事通信社]

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